体外受精・顕微授精の流れ
両側卵管閉塞、子宮頚部因子、抗精子抗体強陽性の方で精子の状態がいい方は体外受精をお勧めいたします。
34歳未満で人工授精を6周期行っていても妊娠しない場合、35歳以上や卵巣年齢の高い方で人工授精を3-4周期行っていても妊娠しない場合で精子の状態がいい方は体外受精へのステップアップをお勧めします。
40-42歳の方で精子の状態がいい方は早めの体外受精をお勧めします。43歳以上の方は体外受精でも出産率が3%以下と低くく、体外受精でしか妊娠できない方以外はお勧めしません。
精子の状態が良くない方は顕微授精をお勧めいたします。採卵当日に急に精子の状態がよくない方も顕微授精へ変更することができます。精子の状態が非常に良くない場合は泌尿器科との連携も必要になりますので、大きな不妊治療施設へご紹介することがあります。
「体外受精・顕微授精について」は1時間?くらい説明にお時間がかかります。わかりやすい動画を製作中ですのでお待ちください。
助成金についても申請予定ですのでお待ちください。→「助成金について」の説明資料をご希望の方は受付からお渡し致します。
当院の治療実績
体外受精・顕微授精の簡単な流れを説明いたします。
当院では入籍された方のみ治療を行っています。戸籍や住民票などの婚姻確認が必要になります。
(1年間有効)
生理がしっかり始まった日を1日目としてください。夜から始まった場合は次の日を1日目としてください。
自己注射の方は自己注射同意書が必要になります。自己注射の指導も予約制であります。
注射の日数は個人差もありますが、連日7-8日間が多いです。クロミッド法は隔日の注射が多いです。
卵巣年齢が低い方は排卵誘発により卵巣が腫れることがあります。避妊し、スポーツも控えてください。水分摂取も気をつけてください。
採卵当日は当院のガウンに着替えていただきます。お化粧、ネイル、アクセサリー等はつけずに来院してください。
帰宅前に診察、処方、その後の説明(安静度、移植時期、凍結の相談など)があります。
採卵翌日から通常お仕事をすることはできますが、安静を指示されることがあります。
採卵2-3日後に何個受精したか、お伝えします。
ステップアップするかは、ご夫婦でご相談の上、決めていただきますが、ステップアップで悩まれている方、体外受精・顕微授精のことや料金についてなどいろいろ質問したい方は無料カウンセリングも受けることが可能ですのでご予約ください。
凍結胚移植の流れ
体外受精・顕微授精の方で、採卵後に受精した卵を凍結されている方はご都合に合わせて凍結胚を溶かして子宮内へ移植することができます。
凍結融解胚移植の簡単な流れを説明いたします。
ご自身のご予定を立てやすくするために当院ではホルモン周期の凍結胚移植をお勧めしています。
婚姻確認の証明書(戸籍や住民票など)、凍結融解胚移植の同意書も必要になります。
ホルモン周期では排卵を抑えて、内膜を厚くして卵が着床しやすい状態を作るのですが、まれに排卵が抑えきれなくてキャンセル(移植中止)となるケースもあります。また、出血が起きて内膜が厚くならない場合にもキャンセルになることがあります。
予定通りホルモン剤を使用しないと着床しないことがあります。
ホルモン周期での妊娠の場合、ホルモン剤が妊娠9週くらいまで続けていただくことになります。途中でやめてしまうと流産の原因になりますのでご注意ください。
凍結胚のある方は毎年凍結保存するためのお支払いがあります。廃棄するときも手続きがあります。
妊娠された後にまた凍結胚を戻したいときには、授乳を終えられてから戻したい生理が始まる前に、久しぶりの初診枠で予約をおとりください。
ホルモン採血、感染症採血(奥様のみ)、新たに婚姻確認の証明書(3ヶ月以内)が必要になります。