当院スタッフによるブログBLOG8

体外受精に進む前にできること

看護師から患者様へ

不妊治療のイメージとして、まずタイミング法を行い、次に人工授精、そして体外受精や顕微授精へ進むというイメージがあるかもしれません。しかし、そのスタートとステップアップのタイミングは、患者様の体質、年齢などの社会的背景によって違います。

不妊治療はまずは原因を調べることが重要であり、患者様ひとりひとりに合った不妊治療をスタートとステップアップをすることが大切です。

自然妊娠が可能な方には、できるだけタイミング法や人工授精による治療を行っていきたいと考えていますが、例えば、受精障害やピックアップ障害などの場合は、適切なタイミングで体外受精へ進むことも大切だと考えています。

また、体外受精を行っている方でも、自然妊娠が可能な方であれば、間の周期にタイミング法や人工授精を行うこともできます。

タイミング法は、妊娠しやすい時期に夫婦生活を持つ方法ですが、単に排卵日を予測してタイミングを取るのではなく、当院ではしっかりと超音波検査で卵胞の成熟を確認したり、尿中のホルモン濃度から排卵日を予測してタイミングをはかります。

排卵日に夫婦生活を持つということに対してプレッシャーを感じる方もいらっしゃいますが、妊娠しやすいタイミングは実は排卵日ではなく排卵日の1日前なので、排卵日に必ず夫婦生活を行わなければならないわけではありません。

精子は子宮内で5日間生きることができるため、排卵日の予測ができれば排卵日の5日前から余裕を持ってタイミングを取ること、できれば毎日夫婦生活を持つことが望ましいです。

人工授精は、子宮内に細い管を入れて直接子宮へ調整した精子を注入する方法です。この方法は、排卵日前後(排卵後12時間以内)に行いますが、精子が卵子に出会うまでのいくつかの関門の中の第1関門である子宮頸管を突破させるものです。

一つのハードルを越えさせる方法ではありますが、子宮の中に入れてあげるだけなので、自然妊娠とほとんど変わらない治療法で、痛みはほとんどありません。

また、多くのクリニックは朝に人工授精を行うところが多いのですが、当院は夜間でも可能なので、ご夫婦のご都合での時間に人工授精ができます。泌尿器科医によると、精子は朝より夕方の方が状態が良いと言われており、夜の人工授精の可能性にも期待できるかもしれません。

もちろん、お身体の状況によっては体外受精や顕微授精が最も良い選択肢となる可能性もあり、当院でもその治療も行っております。お身体の状況や、お仕事、ご家族背景などから考えて、最適な治療法を使い分け、患者様とご一緒に考え、必要なときにステップアップを勧めながらも、患者様の価値観や考え方に応じた診療を行っています。

また、他院で十分にタイミング法や人工授精を行っていない患者様には、当院でしばらくタイミング法や人工授精を行った上で、適切な時期に体外受精を勧めていきます。

不妊に悩まれている方の多くは、正しいタイミング法や人工授精によって妊娠できると考えています。恵比寿ウィメンズクリニックは、より自然に近い妊娠ができるようにお手伝いしてまいります。

〒150-0022
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[患者様] TEL : 03-6452-4278  Mail : info@ebisu-womens.jp
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院長堤 麻衣
診療科目産婦人科

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8:0013:00 - 8:3013:00 8:3013:00
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休診日:木曜日・祝日・第3日曜日

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恵比寿ウィメンズクリニック
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